ステンレス鍋・ステンレスフライパンは、どこが良いの?と悩んでいる人、必見です。
日頃より、All-Cald を愛用している私の意見も合わせて、書いていこうと思います。
All-Cladの他に、どこのブランドが欲しいか?って、考えたら(考えもつかないですけど)demeyereを選択します。
お好きな項目から読めます
この2社!
私は、この2社に限ると思います。
1 demeyere(デメイエレ)
ベルギーの会社で、創業1908年です。
高い品質、耐久性、機能性は、ベルギー王室御用達でも有ります。
2 All-Clad(オールクラッド)
アメリカの鉄鋼、アルミニウム産業の発祥地ペンシルバニア州の会社で、創業は1971年です。
プロシェフ御用達で、お料理ショーなどで使われています。
この2社選んだ3つの理由
- 18-10
- 独自の多重層構造
- 長期保証
1 18-10
18-10…。って、何?
ステンレスの製品を購入すると、13クロム、18-0、18-8、18-10って言う数字が、刻印されています。
これは、クロムとニッケルの含有量の比率です。
18-10とは、18%以上のクロムと10%以上のニッケルを含んだステンレスと言う意味です。
13クロムは、13%のクロムで、ニッケルが0という事です。
ステンセス鋼JIS番号 | クロム(%) | ニッケル(%) |
13クロム(SUS410) | 11.50~13.00 | 0~0.60以下 |
18-0(SUS430) | 16.00~18.00 | 0~0.60以下 |
18-8(SUS304) | 18.00~20.00 | 8.00~10.50 |
18-10(SUS304L) | 18.00~20.00 | 9.00~13.00 |
18-12(SUS316) | 16.00~18.00 | 10.00~14.00 |
スプーンやフォークを口に入れて、鉄臭いって感じた人って、世の中にいらっしゃると思うのですが…。
それは、実はニッケルの含有量です。
ニッケルの含有量が低いと、鉄臭さを感じます。
クロムの含有量が多いと錆びくにくくなり、鉄臭さの軽減し、ニッケルの含有量が多くなると耐久性、耐食性が高まると言われています。
それに比例して、お値段もお高くなります。
一般的に、18-8辺りで、この鉄臭さが軽減されると言われていますので、素材の味を変える事なく料理が出来ると思います。
2 独自性多重層構造
両社共に、独自の多重層構造となっています。
ステンレスは、鉄やアルミに比べて熱伝導率が低いので、銅、アルミ、鉄などとステンレスの層を作って、熱伝導率を高めています。
熱伝導率は、銅が一番高くて、アルミニウム、鉄、ステンレスの順になります。
熱伝導率が高ければ高い程、具材の中身を均等に加熱出来ます。
日本で銅鍋を使っているお店は、とんかつ屋さん、てんぷら屋さん、しゃぶしゃぶ屋さんは、などでよく見かけますね。
層が多くなる程、熱効率が高なります。
熱効率が高くなると、調理時間が短縮出来ます。
確かにAll-Cladで、ゆで卵を作る時は、卵の大きさにもよりますが、鍋に水と卵を入れて、強火で15分タイマーをセットします。
15分ゆで続けると、硬すぎで美味しくないです。
なので、沸騰したら火を止めています。
大体、9分〜10分で沸騰しますので、残りの5分~6分は、そのまま放置して、丁度良い感じになります。
demeyereの独自性多重層構造
demeyereの独自性多重層構造は、7層と5層の構造です。
- 18/10 ステンレススチール
- 純アルミニウム
- アルミニウム合金
- 純アルミニウム
- 5 TriplInduc® - combinatie van drie speciale legeringen
- 6 TriplInduc® - combinaison de trois alliages spéciaux
- 7 TriplInduc® - combination of three alloys
- 18/10 ステンレススチール
- 純アルミニウム
- アルミニウム合金
- 純アルミニウム
- 18/0 ステンレス磁気
All-Cladの独自性多重層構造
All-Cladの独自性多重層構造は、5層と銅が入っている5層と3層の構造です。
- 18/10 ステンレススチール
- アルミニウム
- ステンレススチール
- アルミニウム
- インダクション ステンレススチール
- 18/10 ステンレススチール
- アルミニウム
- 銅
- アルミニウム
- インダクション ステンレススチール
3 長期保証
長期保証です。
特に、キッチン用品は毎日使うもので、尚且つ、高温で水にさらされるわけです。
そんな中の長期保証は、ブランドの誇りと信頼を感じます。
demeyereの独自性多重層構造
demeyereのプロラインは、30年。
個人の場合は、ある程度の規約が有ります。
- non stickを施したすべての製品に5年間の保証。
- ビストロ、クラシック、クラシコ、コマーシャル、ディベルト、エコライン、レストなどのシリーズのnon stick加工されていない製品10年間の保証。また、特に明記されていない限り、特定のシリーズに属さない製品(ホイッスルケトル、マッセルポットなど)についても10年間の保証が受けられます。
- 他のシリーズで、non stick加工されていない当社製品の30年保証
保証対象外の注意事項も細かく設定されています。
中でも少し疑問に思ったのが、食器洗浄機を使う事による、摩擦や変色は対象外だそうです。
demeyereでは、手洗いを推奨しています。
All-Cladの長期保証
All-Cladは、生涯保証となっています。
…がしかしですね。
All-Clad の方は、アメリカ又は、カナダでの購入、許可された販売店からの購入。
どちらにしても、それだけ長く保証するのですから、自社の製品に自信があるのだとは思います。
私は、5年前にハワイで購入したのですが、今の今まで、壊れたとか、反りが出たとか、不都合を感じた事は、全くないです。
今日も夕飯に、チキンのSweet mustard焼きを作りました。 軽く焼いてから、更に350F(約180度)のオーブンで1時間、焼きました。(写真貼って有りますが、オーブン入れる前です。)
蓋も、取手も、溶けるような物ではないので、ガンガンオーブンに入れています。
鍋類もフライパンも、ほぼほぼ毎日使っていますが、健在です。
このシリーズ、使い勝手が良くて気に入っています。
日本で使っていたものは、取手が溶けてしまったり、ひびが入ってしまったり、蓋の摘みのネジが悪くなってしまい、クルクルクルクル摘みが回ってしまいました。
それでも、割と高い物を使っていたのですけど…ね。
取手も、しっかりとしています。
この様に、ブロッコリーなど茹でた時は、取手が、ザルを固定してくれて、水切りが出来ます。
All-Cladの欠点
All-Cladを毎日使っているのですが、欠点が3つ有ります。
1 重い
お重いです。
高齢者やリュウマチのど疾患がある人には、大変かと思います。
小さいソースパン(小鍋)だったら、良いと思いますが、大きくなるとそれなりに重いです。
2 空焚きに時間が掛かる
All-Cladって、油を引く前に中火で、じっくり空焚きをしないと、素材がフライパンにくっ付いてしまうのです。
それに慣れれば、どうってことないのですが、短気の人には、イライラすると思います。
私は平気ですが、旦那さんは、やっぱり料理になれていないので、フライパン系は、テフロンを使っています。
3 蓋の取手が熱くなる
鍋の蓋の取手が、熱くなるので、注意しないと火傷します。
慣れで解消されます。
後、オーブンで使えるのですが、オーブンから出して、熱いのを忘れて手持ちの取手で火傷するって言うのが、何回か有りました。
おすすめレシピ
お手入れ方法
フライパンや鍋が熱いうちに、中性洗剤とスポンジで落ちます。
焦げ目が付いて落ちにくい汚れは、鍋にお湯と重曹に浸けてから洗うと落ちが良いです。
それでも、どうしてもと言う時は、たわしが良いと思います。
スチールなどの商品で洗うと、傷がつくと思います。
使用し終わったら、直ぐに洗って、拭くことが一番です。
まとめ
18-10で、錆びや、耐久性、耐食性の良さから、素材の味を変えることなく、美味しく調理が出来ることを実感しています。
やっぱり、焼き料理、煮込み料理、オーブン料理など、全てにおいて、美味しく出来るからです。
5層・7層の独自多重層構造で、熱伝導率を高くし、素材の美味しさを最大限にして、尚且つ、光熱費の節約が出来ます。
煮詰める、絡めるなど、熱伝導率が良いので、他の商品よりも早く出来ます。
保証が長い方が、自社製品としての自信・プライドを感じる。
ステンレス鍋・ステンレスフライパンは、一生モノと思って、品質の良い、長い保証の物を選ぶべきだと思います。
お高い買い物ですが、頻繁な買い替えをしないで済む事、光熱費の節約になる事を考えれば、長い目で見て安いと思います。
以上に事から、demeyere又は、All-Cladをおすすめします。